うま吉新聞の期待値指数について質問
期待値指数が高い馬の実オッズが想定オッズより高いと美味しい馬なのか?
うま吉新聞のユーザーさんから質問を頂きました。
うま吉新聞の「期待値」は
各馬の「勝率」に「想定オッズ」を掛けて算出していると言うことですが
実際のオッズが想定オッズよりも高い(人気が無い)場合は、より期待値が上がると言うことになるのでしょうか?
(例)
青葉賞のヴァルコスを例にすると
左下の「215.09」が期待値。
右側の「⑤12.4」が想定オッズ。
よってヴァルコスの勝率は「215.09÷12.4」で「17.346」くらいになります。
もし実オッズが「15倍」なら実期待値が「260.19」になるのだが
実際に美味しい馬になるのか?ということですね。
期待値指数100以上の馬を抜き出した(2017年から2020年4月末まで)
該当馬が53032頭でレース数が10807レース。
全頭単勝ベタ買いすると下記になります。
1レースあたり4.9頭の出走で
その全馬の単勝を買って
レース的中率が24.8%
回収率が85.2% となります。
残念ながら期待値100以上の馬をベタ買いしても
回収率は85%にしかなりませんが
単勝の払い戻し率80%よりは5%高くなっています。
同じ条件で複勝を全頭ベタ買いすると下記になります。
レース的中率が67.3%
回収率が84.7%となっています。
回収率は単勝馬券とほぼ同じくらいになっています。
想定オッズでの回収率
全体的にまずまず高い回収値を出すことが出来ています。
特に馬券購入に役立ちそうな10倍以下の想定オッズの成績が良い。
下記に抜き出してみましょう。
各回収値が90を越えているのでこれでも充分使えそうな感じです。
では、質問があった「想定オッズ」と「実オッズ」の
関係について見ていきましょう~。
想定オッズと実オッズの関係について
「実オッズ」に関しては「最終オッズ」での検証になります。
締め切り10分前に投票が集中するので私たちが馬券購入時に確認出来る
オッズとは異なります事をご了承下さい。
TargetFrontierJVの環境設定から「時系列オッズ」を開いて
Part1~Part4のどこかにあなたが使う想定オッズを指定してください。
僕は、Part1に設定しています。
次にレース検索から外部指数を「期待値指数」で選択。
指数範囲を「100.00~9999.99」にする。
もちろん着順は「1~28着」に変更。
検索終了日指定で「2017年1月1日」に。
これで2017年1月から期待値指数100以上の馬が抽出されます。
次からがポイントです。
「レース一覧」でタブを「★1」にして「★項目設定」で
「単勝オッズ」と「指定時系列オッズ1・単勝」・「ワーク1」「ワーク2」を選択済み項目へ移動。
すると下記のような画面が表示されます。
左側が「最終オッズ」で右側が「想定オッズ」になります。
ここからがさらなるポイント。
まず「オッズ」のどこか1つを選択(例えば一番上の17.2)して右クリック。
真ん中辺りに「全データのこの項目をワークデータにコピーする」というのがあるのでそれを選択して「ワーク1」を選んでください。
同じように「想定オッズ(右側)」では「ワーク2」を選択してください。
すると「ワーク1」に「最終オッズ」が。
「ワーク2」に「想定オッズ」が表示されたと思います。
こうなっていればオッケー。
ワーク1は、実オッズ。ワーク2は、想定オッズ。
今回調べたいのは、ワーク1の実オッズがワーク2の想定オッズよりも低い(つまり人気している場合)時に回収値がどうなっているのか?です。
マークを使ってデータを比較する!
TargetFrontierJVには、マークという機能があります。
データを比較する際に一時的にマークしてそのデータのみを表示する。
逆にマークが無いデータも表示できるので「マークあり」「マーク無し」という
表裏の関係をワンクリックで確認出来る機能です。
TargetFrontierJVを使っているユーザーであれば必ず覚えておきたい機能です
マーク機能は知っている人も多いと思いますが
ワークを使ってマークする方法を知っている人は余りいないと思います。
今回はオッズをワークに入れましたが何でも入ります。
色々試してみて下さい。
では、やり方です。メニューから「マーク」を開いて
右側の上から3番目にある「ワークデータを数値としてマークする」を選択。
今回は、「ワーク2」に入っている「想定オッズ」よりも
「ワーク1」に入っている「最終オッズ」が売れている場合(つまり数値が少ない場合)にマークをするようにします。
つまり「ワーク1」≦「ワーク2」をマークする を選択して下さい。
これで想定オッズ以下の馬にマークが付きます。
上記画像ですと3番目・4番目・5番目・7番目とマークが付きます。
あなたのTargetFrontierJVでご確認ください。
最終オッズと想定オッズの関係(結果発表)
(絞込無し)
(想定よりも売れている場合)
全体で見ると想定よりも売れていた馬は、「33.7%」
大体3頭に1頭は想定オッズより実オッズの方が低い(売れている)
その馬だけを集めると
単勝回収値は「91」に。
複勝回収値は「90」に上昇する。
この事から全体だけを見ると想定オッズより実オッズが
売れている馬の方が期待値はより高くなると言えます。
では、次にオッズ帯ごとに見てみましょう。
左が「元データ」
真ん中が「実オッズ≦想定オッズ」
右が「実オッズ≧想定オッズ」 となっています。
7倍以上のオッズだと想定オッズよりも実オッズの方が
低い(人気している)方が、回収値は高くなる傾向があります。
(※100倍以上は除く)
ただ、想定オッズが2.0~3.9倍の人気馬だと実オッズが高い(売れていない)方が回収値が高くなっています。(特に2倍台)
これは面白い傾向ではないでしょうか?
結論
想定オッズが7倍以上100倍未満の馬(期待値指数100以上)は
想定オッズより売れている方が期待回収値は高くなる。
想定オッズが2.0倍~3.9倍の馬(期待値指数100以上)は
想定オッズよりも売れていない方が期待回収値は高くなる。
期待値指数が100を超える馬で
うま吉新聞に記載されている想定オッズよりも
売れている馬を探すだけで単複の回収値が90を越えます。
(想定2~3.9倍は売れていない馬)
人気馬ばかりを買っていたら馬券は当たるけど儲かりにくいです。
期待値が高い馬を買えば良い!というのは分かるけど
期待値が高い馬がどの馬か分からない。
うま吉新聞では各馬の期待値を指数として表示しています。
その馬をただベタ買いするだけで回収値は単複とも85位になります。
これを想定オッズと実オッズで売れているかどうか?を確認するだけで
単複の回収値を90までアップさせる方法を紹介しました。
回収率アップに悩んでいる方は一度うま吉新聞を使ってみて下さい。
うま吉新聞の詳細はこちらです
※1日版・土日版・9レース以降版(月額課金)
全レース版(新馬・障害除く・月額課金)がございます。
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外部指数として設置してご自分で調べたい方はデータ会員をどうぞ。
うま吉でした!