妙味馬券ハンターうま吉です。
新型コロナウイルスの影響で中央競馬(JRA)では
2月29日より無観客競馬にて開催が行われています。
先週末で8週開催が終わったのでオッズや人気の傾向について
少し調べてみたいと思います。
先に結論を書いておくと1番人気・2番人気の結果が上がっています。
的中率も回収率も上がっているので無観客競馬で開催されていることが
人気馬に有利に働いている可能性がありそうです。
1番人気の傾向
通常開催でのデータ
まずは、通常開催での1番人気の傾向を見てみましょう。
※通常開催のデータは「2017年1月から2020年2月23日まで」
新馬戦・障害戦も含む全てのレース成績です。
1年ごとの成績で見てもほぼ同じくらいの成績となっています。
大体、32%前後の勝率ですね。
続いて1番人気の複勝率を見てみましょう。
こちらも2017年から2019年はほぼ同じような成績となっています。
2020年は2月23日までですが例年よりも複勝率が悪いようです。
こちらはまだ6分の1しか終了していませんからブレの範囲だと考えられます。
無観客競馬でのデータ
次に、無観客競馬での1番人気の傾向を見てみましょう。
※無観客競馬のデータは「2020年2月29日~2020年4月19日まで」
勝率は、
32.7%⇒35.3%
回収率は
77.5%⇒81.6%
共に上昇しています。
そして、画像にはスペースの都合で記載できていませんが
平均配当は、237円が231円に下がっています。
現在、8週開催されていますが平均の32%を下回ったのは3回のみ。
まだ施行回数が少ないので偶然の可能性もありますが
見逃せない数字となっています。
続いて1番人気の複勝率を見てみましょう。
複勝率も、
64.0%⇒68.7%
回収率は
82.9%⇒89.5%
共にかなり上昇しています。
そして単勝と違う点は、平均配当が129円から130円に上昇しています。
これが回収率の大幅アップに関係していそうです。
1~2番人気の傾向
1番人気の傾向を見ると複勝率の方がハッキリと傾向が出ているようなので
次に「1番人気・2番人気」合算の傾向を見てみましょう。
通常開催でのデータ
通常開催だと84%の複勝率があるようです。
思っている以上に高いですよねぇ。
これって1番人気・2番人気が馬券圏内に来ないレースが
100レースで16レースしかないって事です。
全レース購入していると1番人気・2番人気を3連系の馬券に組み込まないと
買った時点で84%はハズレって事ですw
無観客競馬でのデータ
複勝率は
84.1%⇒87.5%
回収率は
82.7%⇒85.7%
共に上昇しました。
平均配当は、196円⇒195円とほぼ横ばい。
複勝率(的中率)が上がったので回収率が上がっていると言うこと。
無観客競馬のオッズ(人気)の傾向~まとめ~
現状では、1番人気・2番人気共に
複勝率(馬券圏内に入る確率)は、通常開催よりも上がっている。
その割に平均配当は下がっていない。
・・・よって。
当たりやすくなって
儲かりやすくなっている。
先ほど日本ダービーが無観客競馬で開催されることが
決定したという発表がありました。
ということは、今週末から「6週間」も継続されることが決定したと言うこと。
もちろん先週末までの傾向がこのまま継続するのか?
それとも今まで通りの確率に収束していくのか?
(つまり今までの8週はただの上ブレ)
それは誰にも分かりません。
ただ、通常は観客が入って声援が飛び交っている中で開催されている競馬が
今は、関係者以外入場せずシーンとした中で行われています。
競走馬は、音に敏感です。
音がしないことで実力馬(つまり人気馬)が
自身の実力をしっかり発揮していることで
1番人気・2番人気の成績が上がっていることも
全くピンとハズレな事ではないかも知れません。
これからもそうなる!という事を断言できるわけではないですが
あなたの馬券ライフの参考にしていただければ幸いです。
妙味馬券ハンターうま吉。